「宮沢賢治イーハトーヴの世界」講演と談話会 レポート
期日 平成22年7月25日(日)
場所 長野市勤労者女性会館しなの木2Fホール
主催 NPO法人ふおらむ集団999
「宮沢賢治イーハトーヴの世界」講演と談話会 に行って来ました。
講師は、今年85歳になられた、宮沢賢治イーハトーヴ館館長の、原 子朗 早稲田大学名誉教授です。講演テーマは「宮沢賢治と現代」です。
氏は自身も詩人でもあり、日本近代文学史にも造詣の深い文学博士でいらっしゃいます。
今回講師を招いたNPO法人ふおらむ集団999さんの日頃の活動のテーマは、「読書の輪を広げ、新しい形式の講演会事業を提案し市民文化の拠点をつくる」です。
従来から11年間続けた信州岩波講座や09年からの哲学カフェ事業と共に、新たな活動目標として、空き店舗を活用しての、子ども達や地域のひとのための「町の図書館」を立ち上げる計画にもチャレンジ中です。
いざ講演が始まると、原先生の語り口は、その漂々とした風貌のどこにこんなパワーがあるんだろうとびっくりさせられました
私も、今回は37歳で没した宮沢賢治について、どんなエピソードが聞かせて頂けるのだろうかと、ちょっぴり期待しております。
その点、賢治の詩の世界は、心象風景(心象スケッチ)という呼び方を使っていたということ、短期間で農学校を退職しての羅須地人協会設立は自身の夢を叶えるためのライフワークだったということ等、先生の語り口は、わかり易く、聞いていて楽しく、時間の経つのを忘れさせてくれる内容でした。
今後10月30日(土)には、
「宮沢賢治『雨ニモマケズ』詩の朗読大会」も今日と同じ場所で予定されています。
お問い合わせは
NPO法人ふおらむ集団999
026-244-1931(土谷)
までどうぞ。
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